がん治療はここまで変わった!あなたの「がん保険」は今の治療に合っていますか?
2026/10/06「がんの治療」と聞くと、どのような治療を思い浮かべますか?
手術、抗がん剤、放射線治療 etc…。
もちろん、これらは現在でもがん治療の大切な柱です。
しかし近年、がん治療は大きく進歩しています。
その一つが「がんゲノム医療」です。
がんの「遺伝子」を調べて治療法を探す時代に。
同じ「肺がん」「大腸がん」などでも、がん細胞に起きている遺伝子の変化は患者さんによって異なります。
そこで、がん細胞の遺伝子を詳しく調べ、その特徴に合った治療薬を探す「がんゲノム医療」が行われるようになっています。
つまり、
「どこの臓器にできたがんなのか」
だけではなく、
「そのがんには、どのような遺伝子の変化があるのか」
を調べて、治療法を検討する時代になってきているのです。
国立がん研究センターが2026年に公表した5万例を超える解析では、がん遺伝子パネル検査後に遺伝子異常を標的とした治療を受けた患者さんの割合は、2019~2020年の5.5%から、2023~2024年には10.0%へ上昇しています。
「効きそうな薬が見つかった」=「健康保険で使える」とは限らない
ここで知っておきたいポイントがあります。
遺伝子検査などによって、その患者さんのがんに効果が期待できる薬が見つかったとしても、その薬が必ず公的医療保険の対象になるとは限りません。
たとえば、その薬自体は国内で承認されていても、その患者さんのがんに対しては保険適用となっていない「適応外薬」や、国内ではまだ承認されていない「未承認薬」が候補になることもあります。
がん治療の選択肢が増えている一方で、
「治療方法はある。でも費用の問題がある」
というケースについても考えておく必要があります。
がん治療は「入院」だけではありません
もう一つ、大きく変わっているのが治療のスタイルです。
以前は、
「がんになったら長期間入院して治療する」
というイメージが強かったのではないでしょうか。
しかし現在では、抗がん剤治療などを外来で受け、通院しながら治療を続けるケースも増えています。
国立がん研究センター東病院では、2024年度の抗がん剤治療延べ人数の88.8%が外来での治療でした。
もちろん、これは一つの医療機関の実績であり、すべてのがん患者さんに当てはまる数字ではありません。
それでも、がん治療が「入院中心」だけではなくなっていることを考えるうえで、一つの参考になる数字ではないでしょうか。
昔加入した「がん保険」、今の治療に合っていますか?
がん保険も、時代とともに変化しています。
以前は「入院1日につき○○円」という入院保障を中心とした商品が多くありました。
現在では、がんと診断されたときの一時金、抗がん剤・放射線治療などへの保障、通院治療への備え、さらには一定の自由診療を対象とする保障など、さまざまなタイプがあります。
大切なのは、
「新しい保険だから良い」「古い保険だからダメ」
ということではありません。
今加入しているがん保険が、現在のがん治療にどのように対応しているのかを知っておくことです。
医療が進歩して治療の選択肢が増えているからこそ、万一がんになったときに、
「治療費のことが心配で、選択肢を狭めなければならない」という状況は、できるだけ避けたいものです。
一度、ご自身の保障内容を確認してみませんか?
「ずいぶん前に加入したけれど、内容を覚えていない」
「入院給付金があることは知っているけれど、通院治療や抗がん剤治療はどうなっているの?」
「自由診療になった場合は保障される?」
そんな方は、一度現在の保障内容を確認してみることをおすすめします。
当社では、新しい保険への加入を前提とするのではなく、まず現在ご加入中の保障内容を確認し、今のがん治療に対してどのような備えになっているのかを一緒に整理いたします。
お気軽にご相談ください。
※がん治療の内容や公的医療保険の適用範囲は、がんの種類・病状・治療方法等によって異なります。また、民間のがん保険の保障内容は商品・契約時期等によって異なります。詳しくは医療機関および各保険会社等にご確認ください。
【参考】
国立がん研究センター
・がんゲノム医療・がん遺伝子パネル検査に関する情報
・全国のがんゲノム医療における遺伝子パネル検査後の治療到達状況
・国立がん研究センター東病院 診療実績

